今回は一貫性の原理を恋愛に応用してあなたの都合の良いように相手を誘導する方法を紹介します!
- 一貫性の原理の効果は知っているけど恋愛にどう使えばいいのかわからない
- デートの誘いや連絡先交換の成功率を高める心理学が知りたい
- 恋愛を次のステップに進めるための知恵が欲しい
こういった悩みが解決できます。
”自分が一貫した人間であると思いたい(そう周りに見てもらいたい)”という人間に根付いた強力な心理を利用して恋愛を有利に進めていきましょう!
恋愛で使える一貫性の原理を使った例!ポイントはコミットメント
一貫性の原理はちゃんと使えば恋愛でも効果を発揮します。
使い方のコツは”コミットメント”
コミットメントは一言でいうと相手に立場を名言させることです。
言質を取ると言ってもいいかもしれません。
例えば、あなたが同僚に好きな食べ物が寿司だと言ったとします。
数日後にその同僚が「美味しい寿司屋見つけたから一緒に行こう」と誘ってきたら断りづらいですよね?
なぜなら寿司を好きと言った後なのでうまく断る理由が見つからないから。
もし仮に行きたくなくて「え?なんで寿司なの?別に好きじゃないんだけど」なんて言ったら明らかにヤバイ奴ですよね(笑)
相手からしたら支離滅裂で何考えているかわからない狂人に見えてしまう。
この流れが一貫性の原理の威力となぜ僕たちが一貫性を保とうとするのかの代表的なものです。
一度立場を明確にしてしまったらそれを変更するのが難しい。
意見が二転三転するような人間は周りから信用されなくなりますからね。
だから一貫していようと行動することになるんです。
なので最初にどの立場を取るのかコミットメントを引き出すことが超重要!
この最初のコミットメントをあなたの都合の良い方向に引き出すことができれば一貫性の原理を味方につけることができます。
これが一貫性の原理を使いこなすコツです。
では恋愛に活かす具体例を見ていきましょう!
応用例①:相手から言質を引き出しそれをダシにしてデートに誘う
好きな子を映画に誘う場面を例にしていきます。
「映画に行かない?」とストレートに誘うのではなく、まず相手の言質をとってそれを利用することで成功率は大幅にアップします。
例えば出演している俳優をダシにする。
若い子に人気の俳優を調べてその俳優を理由に使います。
次のような感じで。
最近人気の〇〇って俳優知ってる?
知ってるよ!カッコいいよね
今やってる映画に出てるよね。もう観た?
興味あるけどまだ観れてないんだよね
じゃあ観に行こうよ!俺も気になってたし
(興味あるって言っちゃったし断りづらいな・・・)
OK!行こう!
超簡略化していますので、全く同じセリフで会話が進むわけではありませんがイメージとしてはこんな感じです。
ポイントは相手から興味があるという発言をさせているところ。
女性側からすれば興味があると言ってしまった手前その直後に誘いを断るのは難しい。
やっぱりその俳優は嫌いなんて言えるわけがありませんからね。
それでも断ろうとするのであれば一貫性を保つためにうまい言い訳が必要になります。
とっさにそこまで考えるのは簡単ではないのでYESと言う可能性が高くなります。
この例のように言質(コミットメント)をとることで相手の逃げ道をなくしてせばOKしてもらえる可能性が高くなる。
これが一貫性の原理を使ったデートの誘い方の1つです。
「なんか卑怯な気がする」
なんて思わないでください。
きっかけは小細工してもその後のデートでしっかり楽しませればいいだけのこと。
あなたはそれくらい本気で相手のことを想っているのですから後ろめたい気持ちを持つ必要はありません。
ちなみにデートの誘いだけじゃなく、仕事で上司をコントロールするときにも同様の手口が使えるので練習のつもりで試してみてください。
上司の得意なことを聞き出したあとに「上司さん〇〇得意って言ってましたよね?ちょっと手伝ってもらっていいですか?」というような言い方をすれば成功率は普通にお願いするよりも大きく上がります。
応用例②:過去の発言を利用して断りにくくする
相手の子が過去に発言していたことを使えば誘いを断られる可能性をグッと下げられます。
例えばパスタ好きと言っていた子を食事に誘う場合。
前にパスタ好きって言ってたよね?
うん、パスタ好きだよ
最近パスタ好きの友達からおすすめの店を紹介されたけどまだ行けてないんだ。
よかったら一緒に行かない?
(好きって言ったしこの流れで断るの難しいな・・・)
OK!楽しみにしてる!
言質を取るに似ていますがこれも有効な手です。
ポイントは最初の質問です。
過去に言っていた「パスタが好き」という発言を掘り起こしています。
この「パスタが好き」というのは女の子側が実際に言ったことなので否定することができません。
なのでYESとしか答えられない。
そしてそのYESを引き出すことが一貫性を引き出すきっかけになります。
パスタが好きと過去にも言っているし、今も言った。
この事実がそのあとにパスタを食べに行こうと誘われた時に断れないという状況を作り出します。
その結果YESと言わせることに成功するわけです。
今回はパスタ好きを例にしましたが、いろんなパターンで使えます。
アニメや映画、イベント、ライブなど相手の好みを会話の中で引き出しておいて、使える手札を増やしておく。
あとはあなたの好きなタイミングで仕掛けるだけです。
簡単に使えてなおかつストレートに誘うよりも良い結果を引き出すことができますから使ってくださいね。
一貫性の原理と一緒に使える効果的な心理術:ローボールテクニック
ローボールテクニックは相手に有利な情報を提供してYESと言わせたあとに不利な情報を出すというテクニック。
よく言われるのが車の販売の世界での話。
最初は客が「こんなに割引していいのか?」ってくらいの値段を提示する。
例えば10万円割引とか。
そして購入を決意して同意し契約したあとに「すみません、桁を間違えていて実は1万円割引なんです」みたいな感じで店側が得をするように修正してくる。
「そんなの断ればいいじゃん」と思うかもしれませんが、一度購入の意思を示した以上それを撤回するのはかなりの抵抗感があります。
だからそのまま「まぁしょうがないか」と購入してしまうのが人間心理なんです。
特に車のような大きな金額の買い物だと差額の9万円は誤差のように感じてしまいますからね。
あくどい手口に見えますが、これがローボールテクニックです。
高いレストランのディナーと見せかけてランチに誘う
ローボールテクニックを恋愛で応用する1つの例を出しましょう。
有名なレストランに誘う。ただしディナーではなくランチで作戦です。
作成名の通り、まず、女の子が行きたがるようなSNSで評判のレストランに誘います。
このときディナーかランチかは伏せてください。
飲む、ワインなどのワードを忍ばせてディナーを匂わせるのも忘れずに。
そしてOKを貰ったあとにじゃあ12時に集合ね!
みたいな感じでランチだとネタバラシする。
当然相手は「えっ?」と思います。
ですが、一度OKした手前断りづらいから結局来てしまうという戦法です。
この手段は有効にワークします。
ですが、ガッカリ感を相手に与えてしまうのも事実。
結果的に楽しませることができれば何も問題ないのですが、慎重にいきたいのであれば本命に使うというよりはちょっと無理めだけどなんとか口説きたい相手に使う手段になります。
かなりの効果があるのでお試しを。
一貫性の原理を好きな相手に使うときの注意点
一貫性の原理は強力な効果がありますが注意点があります。
- 嫌われている相手には効果がない
- 100%成功するわけじゃない
- 「ズルい」と思われる可能性がある
それぞれ解説しますね。
一貫性の原理が強力とはいっても嫌われている相手には通用しない
一貫性の原理は相手に支離滅裂なおかしな人間だと見られたくないという思いを利用したテクニックです。
だから嫌われている相手には効果がありません。
だって嫌いな相手になんて思われようがどうでもいいですからね。
なので完全な脈ナシをどうにかするようなことはできません。
あくまであなたと一定上の関係性がある場合にのみ作用すると覚えておいてください。
一貫性の原理を利用したからといって100%デートに来てくれるわけじゃない
一貫性の原理に限らずどんな心理効果でもそうなのですが、100%成功するというわけじゃありません。
あくまで可能性を高めることができるものだということを覚えておいてください。
恋愛というのはタイミングなどの運の要素も絡んできます。
彼氏にプロポーズされてOKしたばかりの子にどれだけ魅力的な提案をしてもYESと言わないのはわかりきっています。
なので過信しすぎるのは注意してください。
あくまで料理の隠し味的なものです。
最後にグッと押し上げてくれるものだと覚えておいてください。
好きな相手にズルい手段を使う男だと認識されてしまう可能性がある
一貫性の原理を露骨に使いすぎると相手に不信感を与えてしまう恐れがあります。
コミットメントを引き出して断りづらい状況にもっていくというテクニックなので、まぁちょっとズルい感じが出てしまうときがあるんですね。
だからやりすぎると信用を無くし何も言ってくれなくなる可能性があります。
使うとしても最初にデートに誘うときの一回にするなど制限することが大切です。
【おさらい】一貫性の原理とは自分は一貫した信用できるまともな人間だと思われたい心理のこと
おそらくあなたは一貫性の原理について知っているでしょうが、一応おさらいとして概要を説明しておきます。
一貫性の原理とは、人間が自分の過去の言動、態度や信念に一致するように行動する傾向があるという心理学の理論のことです。
なぜそのような心理が働くのか。
それは自分が信頼できる、信憑性がある人間だと他人に対して思ってもらいたいからです。
一貫性があると信頼性があるの?
と疑問に思うかもしれません。
一貫性の大切さは逆に一貫性のない人間を想像すればわかりやすいです。
例えば昨日と今日で言ってることが違う人間。
昨日は辛い食べ物が好きと言っていたのに次の日である今日、「辛い食べ物は苦手だ。甘い食べ物が好きなんだよ」と言ってきたらどう思いますか?
え?何ってるんだろう
おかしい人だな
ちょっと距離をおいたほうがいいのかもしれない
このように思いませんか。
だって言ってることがめちゃくちゃでなんか信用ならないですからね。
あなたはこのような支離滅裂なおかしな人間だと思われたくないでしょう。
これが一貫性の原理の本質になります。
上の例のような矛盾を抱えている人間を見ると僕たちは警戒をします。
理解不能な生物に感じてしまうんですね。
もし他人にそのように思われてしまったら大問題。
グループから仲間外れにされて孤独な思いをすることになります。
一貫性の原理はそうならないように働きます。
一貫性を示すことで支離滅裂じゃない、まともな信頼の置ける人物であるとアピールするわけですね。
この心理効果は非常に強力で面白いエピソードがあるので紹介しますね。
一貫性の原理が働いたエピソード:馬券を買うと買う前よりも当たる可能性が高いと思い込む
一貫性の原理の効果が実感できる話しがあります。
2人のカナダ人の心理学者が競馬場にいる人について面白い発見をしました。
それは彼らが”馬券を買う前よりも馬券を買った後のほうが勝率を高く見積もっていた”という現象です。
どういうことか。
馬券を買う前、つまり競馬の勝利予想をしている段階では「こいつが1着になりそうだ」くらいの期待感だったのが、馬券を買ったあとになると「絶対にこいつが1着になる」と強い自信をもっていたそうなのです。
馬券を買った瞬間から彼らの中で勝率がグッと上がっていたというわけです。
もちろん実際には勝率は全くもって変わっていません。
走るコースも馬も騎手も同じで条件になにも変更がないので当然のことですよね。
なのに彼らの中でのみ強い確信をもつように変化していたんです。
なぜ彼らがそのように心変わりしたのか。
そうです。
一貫性の原理が働いたからです。
予想をして貴重なお金を使って馬券を買うという行為をしたため、それに矛盾しないように感情を作り変えたのです。
「俺は間違っていない。だって必ずくるんだから。正しいことをした」と自己を正当化し一貫した状態を自ら作った。
人は、このように一度決定を下したり、ある立場をとるとそのコミットメントと一貫した行動をとろうとするのです。
【まとめ】コミットメントを引き出すことで断りにくい状況を作るのが成功の鍵
ここまで一貫性の原理を使ったデートの誘い方から注意点まで解説してきました。
全てのポイントはコミットメントです。
何か立場を明確にすると人はそれに縛られてしまう。
これを利用して断りにくい状況に持っていくのが今回紹介した方法になります。
簡単に使える方法なんですが、なかなか強力です。
その強さは前言撤回することの難しさを考えてもらえれば感じられるかと思います。
「前言ってたことと違う」「なんかおかしくね?」と思われたくないから以前の言動に引っ張られてしまうというのは実生活でもよくあること。
今回、恋愛で使うようの例を紹介しましたが、先ほど少し記載したとおり上司なんかを誘導するときにも使えるのでまずはそっちで練習してみるのもおすすめです。
ちなみに今回のテクニックを編み出す際に参考になったのが相手を説得したり誘導するというジャンルで最も有名な影響力の武器という書籍です。
1日に何冊も本を読むという読書家のメンタリストDaiGoさんが人生を変えた1冊として紹介するほどの内容が書かれています。
読み込んでマスターすれば人を思うように動かす達人になれる知識が手に入る。
そんな本になります。
専門的な内容で分厚い本ですが、わかりやすい言葉遣いで理解しやすく読書が苦手な人も案外スラスラ読めてしまう本なのでもっと説得や誘導を知りたいならおすすめです。
また、メンタリストDaiGoさんの書籍、超影響力という本もおすすめ。
こちらは影響力の武器よりもより簡単に人を説得し動かす方法が書かれています。
読みやすい本なので入門書的な位置づけになるでしょうか。
分厚い本が苦手、できるだけ優しいところから知りたいという場合、影響力の武器よりも超影響力のほうがおすすめです。
他におすすめしたい恋愛で役立つ本について別記事でまとめているのでモテるようになりたい、女の子に困らない生活が欲しいなら読んでください!